白色ワセリンの副作用

白色ワセリンの成分、赤ちゃん・子供のアトピー性皮膚炎のワセリン軟膏の注意点の解説。

白色ワセリンの成分について

 白色ワセリンは肌に直接使用する保護剤です。

 その為、まずは白色ワセリンの成分及び原材料について確認しておきましょう。

 白色ワセリンの原材料は驚かれる方も多いかと思いますが実は「石油」であり、石油を精製することで製品が生産されております。

 ワセリンの誕生の歴史は19世紀末に遡ります。

 19世紀末と言えば「第2次産業革命」によって重化学工業が工業の主力となった時代です。

 石油は燃料としても最たる資源となり、当時は石油資源発掘の最盛期でもあったのです。

 しかしこのころ、大量に使用されるようになった「石油の廃棄物」「重油の廃棄物」が増加しはじめます。

 この頃、これらの廃棄物を有効活用する事はできないか?という課題をもとに研究が進められるようになります。

 そして、研究者によって精製を繰り返しようやく開発された製品が「ワセリン」なのです。

 現在は天然資源の減少という深刻な問題を抱えておりますが、19世紀当時は石油資源発掘の最盛期であり増え続ける産業廃棄物という問題を抱えていたのです。

黄色ワセリンとは?

 白色ワセリンの精製技術の乏しかった19世紀〜20世紀初頭にかけては、主に「黄色ワセリン」と呼ばれる、やや不純物の混じったワセリンが製品化されておりました。

 しかしその後、「精製技術」の進歩に伴い、黄色ワセリンを脱色し更に不純物を取り除いた「白色ワセリン」の開発が成功し、市場に大きく普及する事になったのです。

 尚、厚生労働省が開示している日本薬局方では白色ワセリンについて『石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したものである』と定義されております。

白色ワセリンが広く普及した要因

 白色ワセリンの大きな普及の最大の要因は、「副作用症状が少ない」という、医薬品としての安定性が高い点が大きな要因です。

 白色ワセリンの使用経験のある方はご存知の通り、ワセリンを含有する製品の多くはやや肌にべとつく感覚があり、この密着感も保湿効果を高めている要因である事が感覚的に解ります。

 副作用が少なく「安定した基剤」であることは白色ワセリンの大きな利点です。

 その為、ワセリンは「リップクリーム」・「化粧クリーム」などの基材としても広く使用されているのが現状です。

ワセリンを含む身近な製品【画像】

 現在使用している化粧水や保湿剤があれば成分表を確認してみても良いでしょう。

 ワセリンは私達の生活に割りと身近に存在する製品であることが見えてきます。